「孤児世話する姿に〝自分もそうありたい〟と」 山舗岳タンザニア教育宣教師
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働きは、①ヘブン・オブ・ピース・アカデミー(HOPAC)での数学教師、②ヤングライフ(高校生ミニストリー)の活動、③ライトハウスチャーチ(インド人教会、安川圭吾・美穂宣教師が牧会する教会)での奉仕、④サラハウス(孤児院)支援、⑤ムワンザの牧師、教会支援、の五つ。
「HOPACは聖書的世界観を大切にするクリスチャンスクール。逐一集会が行われ、賛美を歌ったり、表彰が行われたり、おりをみて生徒に福音が伝えられている。朝のホームルームは祈りで始まる。初期の頃は英語で授業するのが怖く、毎回、『守られるように』と祈り、拙い英語で必至に授業していた。今は慣れ、のびのび授業できるようになってきた」
「ヤングライフはHOPACが力を入れているアメリカ発祥の高校生ミニストリー。キャンプをしたり、週一回の集会で福音をシェアしている。男子会、女子会では、高校生たちの悩みに対し、聖書的な見方で僕らリーダーたちがアドバイスしている。ひと晩、賛美し祈り、神様と一緒に過ごす素晴らしい行事もある」
「サラハウスでは、ステラさんが、引き取り手のいない約60人の孤児と一緒に暮らしている。経済的に厳しく、食べるものがなくて数日間断食したこともあると聞いて、日本で献金を募ってサラハウスを援助する働きをしている」
「タンザニア北部の都市ムワンザにある教会は、大阪のオンファイアという教会が支援しており、私がタンザニアにいるということで協力している。12月に渋沢宝教育宣教師と一緒に訪問。教会は木の柱とトタンで、牧師が3か月で作ったという。生活が苦しく貧しい人が多い地域で、サラさんというやもめの方が3人の孤児を引き取って生活していた」
最後にマタイ25章40節を引用し、「小さく弱い者たちをケアし、助けているステラさん、サラさんたちを見て、自分もそういう人間でありたいと強く思った」と結んだ。
当日は、山舗さんの母教会の牧師で、山舗さんを支援する遠藤稔さん(東栄福音キリスト教会牧師)も証しした。
(クリスチャン新聞web版掲載記事)