ロシアによる侵攻から1年1か月がたつも、戦況は厳しさを増している。ウクライナ・オデッサで教会形成をする、船越真人・美貴夫妻が来日し、各地で状況を報告している。3月25日は、東京・立川市の立川福音自由教会で語った。

美貴さんが賛美を演奏する場面もあった

会場教会にメッセージ付きの国旗が送られた

侵攻前後、避難前後の状況や苦悶を話すとともに、後に明らかになった破壊や虐殺の状況を、戦況や情勢の背景とともに説明。

教会活動や宣教についても述べ、東部の戦地と西部の比較的安全な地帯の間にある、オデッサという場所ならではの活動の展開についても報告した。会場からは教会の状況や具体的な必要、キリスト教を取り巻く状況などについて質問があった。夫妻はウクライナのイースター(4月16日)までには帰国し、活動を継続展開していく。

最後にウクライナ・ゼレンフスキー大統領の年頭挨拶を、クリスチャンの「回復と帰還」の視点で改めて「祈りの言葉」に語り直し、祈祷課題を挙げた。

 

「この2023年が
ウクライナにとって
帰還と回復の年となりますように

兵士たちの家庭への帰還
捕虜たちの祖国への帰還
難民たちのふるさとへの帰還

ウクライナの大地の回復
ウクライナの尊厳の回復
被占領地の自由の回復
すべて傷ついている者たちの
癒しと回復

すべてのウクライナ人の
外出禁止時間も空襲警報
もない
日常の回復
屋外へ自由に出られる喜びの回復
子供たちの大切な子供時代の回復
愛する親たちの穏やかな日々の回復

孫たちが休みになったら
大好きなおじいちゃん
おばあちゃんのところに
安全にあそびに行くことができますように
ヘルソンのスイカを
メリトポリのサクランボを
みんなで笑顔いっぱいに
頬張れる日が戻ってきますように

世界がウクライナを
忘れることがありませんように
ウクライナのすべての町々が
無事に解放されますように
神の恵みが
この苦しみのときに私たちを支え、
世界がウクライナで起こる
神の救いを見ることができますように

キリストの教会が
希望の光で輝くことができますように
人々が本当の希望、
唯一の救いであるイエス・キリストを
知ることができますように

キリストに、
キリストだけに栄光が、
ウクライナに主の平和と
祝福がありますように」

《祈祷課題》

お祈りください。
一日も早い戦争の終息(ロシア軍の撤退)ために
ウクライナの癒やしと回復のために
オデッサの教会の成長と宣教の拡大のために
HOPEニララエフのために
HOPEソルジャーズのために
HOPEオデッサのために
HOPEスクールのために
さらなるHOPEプロジェクトのために

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