アーカイブ: レビュー - ページ 81
映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」--家探しの老夫婦が見つけた最も大切なもの
アパートメントからの眺めはよくても、年老いてきたアレックスには5階まで階段を上り下りするのはきつい。健康を案じるルースは好条件のうちに売却して転居しようとする。 (C)2014 Life Itself…
映画「ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラがやって来る」--演奏は人生との重なり合うとき音楽になる
RCOうを指揮する名誉指揮者マリス・ヤンソン (C)2014 Cobos Films & AVRO ウィーン・フィル、ベルリン・フィルとともに世界三大オーケストラと称されるオランダのロイヤル・…
映画「ビハインド・ザ・コーヴ ~捕鯨問題の謎に迫る~」--日本の捕鯨伝統文化はなぜ国際政治問題になったか
いまも太地町を監視にやって来るシー・シェパード (C)2015 YAGI Film Inc. 2014年、オーストラリアから国際司法裁判所に日本の調査捕鯨が「商業捕鯨の隠れ蓑」であると提訴された。裁判…
1月31日号5面:書評:藤本満著『聖書信仰』 その内実を問い直す「対話の書」
欧米では30年以上にわたり聖書信仰の可能性が論じられてきた一方で、日本では聖書信仰の内実が掘り下げられてこなかったことへの反省。それが本著を記した動機であり、その動機から記された本著が提示するのは、「…
映画「愛しき人生のつくりかた」--家族を思い遣る心のつながりが贈りもののように温かい
祖母マドレーヌの話しを孫のロマンは人生の宝物を受け取るかのように聞き取っていく。 (C)2013 Nolita cinema - TF1 Droits Audiovisuels - UGC Image…
[レビュー]『隣る人』、実践神学、芸術、音楽、物語
1月31日号レビュー面では、『隣る人』や、実践神学、芸術、音楽、物語に関連する書籍を紹介します。 ○「あるべき家族」を生み出す 評・桜井智恵子=大阪大谷大学教育学部教授 『隣る人』 原哲男、岩崎まり子…
映画「サウルの息子」--人間としての尊厳を生き抜いたサウルの2日間
ゾンダーコンマンドに選別されたサウル。死と隣り合わせの状況で自らが生き抜く目的を見いだした… (C)2015 Laokoon Filmgroup ナチス・ドイツがポーランド侵攻後、ユダヤ人やシンティ・…
インタビュー:齊藤潤一プロデューサー(映画「ふたりの死刑囚」)--司法の闇を衝くドキュメンタリー
「誤った裁判を闇に葬らせたくない」と語る齊藤潤一プロデューサー 1961年(昭和36)に、村の懇親会でぶどう酒を飲み5人の女性が死亡した三重県「名張ぶどう酒事件」の奥西勝死刑囚(享年89歳)。66年(…
映画「最愛の子」--“子どもを持ちたい、育てたい”親子問題から中国社会の歪み描く
連れ去れたわが子を懸命に探すティエン (C)2014 We Pictures Ltd. 79年より“一人っ子”政策を実施してきた中国だが、今年1月1日以降に生まれた子どもは、2人目であっても全員が“合…
映画「ふたりの死刑囚 再審への扉--。いまだ、開かれず」--司法の闇を衝くドキュメンタリー
医療刑務所の内部。無罪を叫び続けた奥西死刑囚もやせ細った手首に手錠をかけられ横たわっていたという。 (C)東海テレビ放送 1961年(昭和36)、三重県で起きた「名張毒ぶどう酒事件」。名張市葛尾の小…