アーカイブ: レビュー - ページ 91
映画「私の少女」――窮地に陥る少女と女性警察署長、女性の視点で社会問題描くミステリー
ドヒ(左)はヨンナムを母のように、ときには姉のように信頼する © 2014 MovieCOLLAGE and PINEHOUSE FILM, ALL RIGHTS RESERVED 高齢化と過疎が進む…
映画「アラヤシキの住人たち」――小谷村真木の四季に生き、育み合う“協力社会”の原点
廃村の旧屋敷を修復したアラヤシキは、自然のおおらかさと厳しさとを受け止めてきた趣きが感じられる。真木共働学舎のシンボルであり文字どおりホームベースだ。 (c)ポレポレタイムス社 「競争社会ではなく、協…
映画「ハーツ・アンド・マインズ ベトナム戦争の真実」――終結直前の検証ドキュメンタリー映画
空爆ではナパーム弾の雨が森も家も幼子も焼き尽くした ©RAINBOW PICTURES CORP. ALL RIGHTS RESERVED. インドシナ戦争後、南北に分裂したベトナム。1960年12月…
映画「イマジン」――盲人に見えても、晴眼者には見えないもの
反響定位者イアン(右)についてリスボンの街中を歩くエヴァ © ZAiR リスボンの古い修道院を借りている盲人訓練施設に'反響定位'のインストラクターとして赴任してきたイアン(エドワード・ホッグ)。日常…
映画「あの日の声を探して」――子どもの目が見つめる“戦争”と“人間”
恐怖心から声を失ったハジを保護し、身内を探そうとするキャロル © La Petite Reine / La Classe Americaine/ Roger Arpajou 白黒サイレント映画「アーテ…
映画「ナオトひとりっきり Alone in Fukushima」――生きものを護り、生き続けることでの抵抗
福島の原発事故で全町避難した富岡町。だが松村直登(ナオト)さんは、殺処分を免れた牛や家畜、ペットたちを見捨てることができずたった一人で居残り、生きものたちにエサを与え、いのちを護る暮らしを続けている。…
映画「グッド・ライ―いちばん優しい嘘」――ともに生き、分かち合う世界への誘い
キャリー(左)はジャレマイアたちの職探しに奔走させられる © 2014 Black Label Media, LLC. All Rights Reserved. 大家族で暮らす村に突然やってきて、村人…
[レビュー]いのち、よりよく生きる こども、終活、塩狩峠
○こどもの主体的に生きる力 『こどものなかに見えるもの』(井上直子著 いのちのことば社) 評・中島恭子=保守バプテスト同盟ふるさとキリスト教会牧師、にじの子ども園園長、3・11虹の会代表師 ○最期を…
映画「パプーシャの黒い瞳」――ジプシー女性詩人の生涯と詩情描くモノクローム映像美
パプーシャは15歳のとき、自分の父親の兄と結婚させられた © ARGOMEDIA Sp. z TVP CANAL+ Studio Filmowe KADR 2013 神聖ローマ帝国時代から迫害をのがれ…
映画「カフェ・ド・フロール」――運命的出会いをスピリチュアルな感性で描く
障害をもつローランを愛し懸命の育てるシングルマザーのジャクリーヌ © 2011 Productions Cafe de Flore inc. / Monkey Pack Films '見えない紅い糸'…