アーカイブ: レビュー - ページ 105

レビュー

映画「福島の未来――0.23μSV」――隠されつつある“いま”と“福島の未来”

チェリノブイリ原発事故で強制移住させられたプリピャチ市四半世紀を過ぎた現在も居住禁止だ。 タイトルのμSV(マイクロシーベルト)とは、放射性物質汚染対処特措法に基づいて汚染状況重点調査地域の指定や除染…
続きを読む
レビュー

映画「渚のふたり」――重複障がい者の夫妻愛を描いたメルヘンタッチなドキュメンタリー

ソウル郊外に住むチョ・ヨンチャンとキム・スンホ夫妻 ドキュメンタリーには、日常目にすることができる事実を再構成して、物事の真実性を解き明かされる驚きがある。ソウル郊外に住むチョ・ヨンチャンとキム・スン…
続きを読む
レビュー

映画「さよなら、アドルフ」トーク・イベント――学生たちに“戦犯の子供”が語った戦後

学生らに’戦犯の子供’として歩んだ戦後を語る駒井修さん ©2014クリスチャン新聞 1月11日に公開された映画「さよなら、アドルフ」(ケイト・ショートランド監督)を鑑賞後、戦後処刑された戦争犯罪人(戦…
続きを読む
レビュー

「鉄くず拾いの物語」――貧困層への差別に心動かされた監督がドキュメンタリードラマ

ダニス・タノビッチ監督。本作は、3度目のアカデミー賞外国映画賞ノミネートになる。 2月のソチ冬季オリンピック開催の関係で、今年は3月2日に発表される米国の第86回アカデミー賞。その外国映画賞ボスニア・…
続きを読む
レビュー

映画「ザ・イ-スト」――大企業の社会悪と正義の告発を突く秀逸なエッジ・サスペンス

イースト'のメンバーに接触したが不審者として警官に追われるサラ © 2013 TWENTIETH CENTURY FOX 捜査官や警察官というような国家公務員には、その心情には公儀な正義感というような…
続きを読む
レビュー

映画「ゲノム ハザード ある天才科学者の5日間」――“記憶”はアイデンティティなのだ

自分は日本人デザイナー石神武人(西島秀俊)なのか、韓国人ウィルス学者オ・ジヌなのか…。 自分がどういう国に生まれ育ち、何を生きがいとし、一人の女性を妻として家庭を築いているか。そういう自分の存在の確か…
続きを読む
レビュー

映画「グォさんの仮装大賞」――老人だからこそ希望に向かって人生を生きる

©2012 Desen International Media Co., Ltd 1960年代中ごろ'核家族'のキーワードは、高齢者の単独世帯急増と産業構造の変化から都市への人口集中など顕著化をよく表…
続きを読む
レビュー

映画「皇帝と公爵」――戦火に追われる民衆の生き様を慈しむように描く歴史絵巻

©2012 ALFAMA FILMS / FRANCE 3 CINEMA 2012 ナポレオン軍とウェリントン将軍率いる連合軍のトレス防御線にいたる攻防をたて糸に、連合軍とともに転進する民衆の様々な人…
続きを読む