アーカイブ: レビュー - ページ 111
Movie「アンコール!!」――熟年夫妻の愛情を深めた熟年合唱団
妻マリオンが参加している合唱団に初めて連れてこられた夫のアーサーはロックとポップな選曲に憮然とする。 ©Steel Mill (Marion Distribution) Limited 2012 Al…
Movie「台湾アイデンティティー」――台湾の激動期を生きた“日本語世代”5人の逞しさ
酒井充子(さかい・あつこ)監督。前作「台湾人生」に続いて本作が2作目のドキュメンタリー作品。©クリスチャン新聞 台湾は、17世紀のオランダ統治時代、漢民族の鄭成功(チェン・チェンコン)による統一、清の…
Movie「爆心 長崎の空」――現在を視座に語り継ぐ“長崎の祈り”
一人娘を亡くした砂織(左)と突然母を亡くした清水(右)とは、ふとした出会いで心を通じ合える会話で心の重荷を分かち合えた。 ©2013 「爆心 長崎の空」パートナーズ 人間と都市の破壊を目的に原子爆弾が…
Movie「さよなら渓谷」――取り戻せない人生に贖罪への光
夫婦を名乗りながらも、「幸せになるためにいっしょにいるのではない」という尾崎とかなこ。 ©2013「さよなら渓谷」製作委員会 端的に一言で表現すれば、かつて集団レイプ事件を起こした男とその被害者の女の…
Movie「ひろしま 石内都・遺されたものたち」――贖罪と弔い 80分の時空間
字幕翻訳家で映画監督でもあるリンダ・ホーグランドさん。「宣教師の娘が贖罪と'ひろしま'をテーマに表現した作品」と語る。 Movie:「ひろしま 石内都・遺されたものたち」――贖罪と弔い 80分の時空間…
Movie「嘆きのピエタ」――母性の哀しみが覚醒させた“贖罪”への渇き
冷酷なやり方で借金を取り立てるガンドの前に、母だと名乗るミソン。 ©2012 KIM Ki-duk Film All Rights Reserved. 人間の業(ごう)というか、どうしようもなく逃れる…
Movie「パパの木」――木霊と触れ合った母子らの自立への物語
娘のシモーンは、庭の大樹に急死した父親の存在を感じ、枝に登っては思い出の品を置き語り掛ける。 ©photo : Baruch Rafic ? Les Films du Poisson/Taylor M…
Movie「犬と猫と人間と 2 動物たちの大震災」――大震災を生き残ったいきものたちとの出会い
福島のシェルターで健気に飼い主を待つ犬 ©宍戸大裕 東日本大震災から2年が過ぎ、関連する様々なドキュメンタリー作品や劇映画が上映されている。その多くが、被災者家族の立場から震災と沿岸部を襲った大津波、…
Movie「三姉妹 ~雲南の子~」――幼女の瞳に光る“命を生きる責任”
英英(中央)らが暮らすシーヤンタン村は、標高3200mの高地にある ©ALBUM Productions, Chinese Shadows 村の名前は洗羊塘(シーヤンタン)。中国の西南部、標高3200…
CD「ADORO TE DEVOTE」小坂直輝――讃美歌を新鮮な編曲で表現
CDアルバム「ADORO TE DEVOTE」 待望の小坂直輝(ピアノ)の讃美歌集。「IN THE HYMN volume 3」から2年ぶりの新作は、師であるジョージ大塚(ドラム)を迎えた意欲作だ。 …