アーカイブ: レビュー - ページ 88
映画「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」--才能は人との出会いで生かされる
ミス・スティールや指揮者カーヴェルらとの出会いで才能を発揮していくステット。 (C)2014 BOYCHOIR MOVIE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. (C)Myles Ar…
映画「バレエボーイズ」--目標を目ざして一心に
各地のオペラハウスで、たくさんの子どもたちがバレエを踊っているヨーロッパの国々。だが「彼らはたいてい10代になる前にバレエをやめてしまう」と語るケネス・エルベバック監督。エレガントさがイメージについ…
[レビュー]戦争、憲法、平安、回復
8月30日号レビュー面では、戦後70年、戦争と、よりよい世界を、聖書から深く考えられる書籍を紹介します。 ○再臨の望みに自ら生きる説教者 評・菊池実=東京基督教大学准教授 『ますますそのように歩んでく…
映画「Dear ダニー 君へのうた」--43年後手にしたジョン・レノンからの手紙
往年のロック歌手ダニーを演じるアル・パチーノ。 (C)2015 Danny Collins Productions LLC 「もし、あの時…」こうなっていたら、自分の生き方は変わっていたかもしれない。…
映画「さよなら、人類」--飽くことのない人間の欲望こそ人類滅亡への予見か
ヨナタン(左)とサムはまじめに「面白グッズ」をセールスするのだが… (C)Roy Andersson Filmproduktion AB ロイ・アンダーソン監督の本作は、「散歩する惑星」「愛おしき隣人…
映画「あの日のように抱きしめて」--強制収容所から生還したユダヤ人妻が探るドイツ人夫の真実性は…
ネリーの死亡記録を確認しているジョニーは、妻ネリー本人であることに気づかない。 (C)SCHRAMM FILM / BR / WDR / ARTE 2014 アウシュヴィッツ収容所から生還したユダヤ人…
映画「この国の空」--敗戦濃厚な戦時下、いのちと恋に揺らぐ心象風景
神社境内から焼け野原になって東京を望む市毛と里子。 (C)2015「この国の空」製作委員会 東京大空襲で焼け野原になっても続く連夜の空襲。本土決戦が巷間で取り沙汰され、決死の覚悟を感じさせられていた時…
映画「筑波海軍航空隊」--学徒出陣の海軍特攻隊らによる最後の証言と戦闘の記録
(C)2015 プロジェクト茨城 1943年10月。学業半ばで徴兵された出陣学生たち。海軍志願兵12万余のうち8500人が海軍航空隊飛行搭乗員に抜擢された。戦闘機教育部隊の「筑波海軍航空隊」に入隊した…
映画「天皇と軍隊」--憲法9条と戦後政治のうねりを直視
マッカーサーの宿泊先を訪ねて会見した昭和天皇。 今年7月16日、憲法9条の解釈改憲と問題視された安全保障関連法案が衆議院で可決され、参議院へ送らられた。そもそも、国の憲法として武力による国際紛争解決の…
映画「ソ満国境 15歳の夏」--旧満州に置き去りにされた中学生たちが経験した中国人の隣人愛
1954年8月。満州開拓団の中学生たちは報国農場などに勤労動員され農作業に従事していた。 (C)「ソ満国境 15歳の夏」製作委員会 自国民が他国軍に攻撃された場合は、軍隊(自衛隊)は国民を守る存在。先…