厳しい東アジア情勢の中、122325日には日中韓の首脳会談が行われるなど関係改善が模索されている。

来年は習近平氏が訪日予定だ。

民間でも様々な交流が進む。

「日中草の根交流65周年記念会」が1227日、東京・文京区の日中友好会館で開催された。

同記念会の主催は一般社団法人日中同・草・路センター(五十嵐義隆代表)。戦後、千人に上るBC級戦犯の無罪解放、3万人の中国残留邦人の無償帰国などに尽力した中国の赤十字代表で、キリスト教信仰をもっていた李徳全の働きを契機にするもの。

李に学ぶ草の根交流の現代版として、「日中技術交流 共同プラットホーム」を立ち上げた。

李徳全の孫で羅悠真氏(中華全国工商業連合会 特別顧問)が来日して講演。

日本の中小零細企業と中国企業、行政をつなぐ草の根交流、事業展開促進をする。

すでに環境技術会社、IT企業、弁理士、映像コンテンツ会社、芸術家などがかかわり、基盤をつくっている。

協力する李徳全研究会などでは、日本のキリスト者なども共鳴して参加している。

五十嵐さんは、「全員参加が大事。日中友好ブームを再びつくりたい」と話した。

[掲載予定]
「一瞬の出会いが永遠に思えた」日中45周年 李徳全シンポ「国交正常化前の秘められた歴史」明大日中課題研究所で2017年10月7日
日中友好45年 中国クリスチャン政治家 李徳全の伝記刊行 BC級戦犯日本返還に貢献2017年7月18日
8 15特集 国境 分断超えて− 和解の福音を生きる

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