戦時下の10代語る 軍国思想、戦後ニヒリズムから信仰、教育へ 渡辺鈴女氏 信州夏期宣教講座エクステンション
戦時下を身をもって経験した世代の話を聞く機会が得難い時代に差し掛かっている。
信州夏期宣教講座エクステンションが、7月23日に東京・世田谷区の日キ教会・東京告白教会で開催された。
講師の渡辺鈴女さんは1926年中国ハルピン生まれ。戦後、北陸学院、神戸女学院、女子聖学院などで教鞭を執った。満州の経験、帰国して学んだ学校の様子などを語り、戦後の虚無感と信仰との出会い、教育への情熱を語った。戦後75年を経て変わろうとする教育や社会状況に警鐘を鳴らした。
教育と信仰の課題を抱える中で、夫信夫氏(3月に逝去)と出会ったエピソードも語った。
信州夏期宣教講座は毎年夏に長野県で開催されており、エクステンションは、他地域で開催されてきた。講座本体も8月24、25日に開催予定。
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