日本YMCA同盟総主事の田口努さん

ロシアの「対独戦勝記念日」となる5月9日にウクライナでの大規模な軍事行動が起こる脅威を前に、緊急の祈り会が開かれた。

日本キリスト教協議会(NCC)、平和を実現するキリスト者ネット(キリスト者平和ネット)、日本カトリック正義と平和協議会(正平協)の共催で、「ウクライナを覚えて平和を祈る会」の第3回として、6日にオンラインで開かれた。

 

第一回 → ウクライナ大主教「皆さんの祈りが命救う」祈祷会NCC、カトリック、平和ネット2022年3月18日

第二回 → 「非人間化」からの回復 私たちにも必要 第2回「ウクライナを覚えて平和を祈る会」

 

日本YMCA同盟総主事の田口努さんが、ウクライナ、ヨーロッパのYMCAと協力して実施している、日本でのウクライナ人避難民受け入れの活動を報告した。

日本に来ている避難民は約700人だが、YMCAでは、そのうち1割にあたる38組約80人とかかわっている。

日本には従来から2000人のウクライナ人が在住しているが、経済面も含めて、避難民の家族を困難のある人もいる。

母子や高齢者、認知症、障害といった避難民の課題とともに、日本在留の外国人のぜい弱な状況も再認識したという。ビザなど国の制度で不十分な部分のサポートが必要となる。「避難民自身が声を上げ、表現できる場も設けたい」と話した。

祈り会では、全体の連祷での「あわれみの祈り」「希望の祈り」、小グループでの自由祈祷などがあった。

最後にNCC総幹事の金性済さんは、確かな人道回廊が築かれること、戦争の停戦、日本が軍事力増強ではなく平和外交の英知を求めるように、などの祈りを勧めた。

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