アーカイブ: レビュー - ページ 64

レビュー

Movie「フェアウェル さらば、哀しみのスパイ」――命を懸けて自由な時代を希求した男

ピエール(左)に接触するフェアウェル  (C)2009 NORD-OUEST FILMS 米ソ冷戦時代の末期に実在したスパイ、コード名「フェアウェル」(farewell=本編ではセルゲイ・グリゴリエフ大佐)の実話をもとに、自由を希求する人間の本性と信念の強さを描いたサスペンス。 脚本と監督は、「戦場のアリア」で高い評価…
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CD「IN THE HYMN, vol.3」小坂 直輝――心が癒されるクリアでクールなピアノ

「IN THE HYMN, 」(全8曲)小坂直輝(キリスト品川教会 1,500円税込み) クリアでクールなピアノの音色に心が癒される思いがする。 小坂直輝(ピアノ・編曲)による讃美歌集第三章。全て「讃美歌」および「讃美歌第二編」からの選曲で、それを素晴らしいアレンジと演奏で、新しい輝きで聴かせてくれる。 前作「IN T…
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MOVIE「氷雪の門 樺太1945年夏」――戦争への憤りと平和への願い込めて

(c)「氷雪の門」上映委員会 夏になると満州事変、日米開戦そして敗戦決断の一日を描いた映画「日本のいちばん長い日」など、戦争の悲惨さと平和への願いを訴える作品が映画、テレビなどで紹介される。だが、旧ソ連軍による樺太(ロシア名:サハリン)侵攻そのものを取りあげた映画は少ない。1962年から新聞の連載された「樺太終戦ものか…
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MOVIE「イエロー・ハンカチーフ」――孤独な3人が旅の果てに見つけたもの

(C)2009 DODI FILM RIGHTS RESERVED. 1977年に公開され、多くの支持を得て今なお、日本の映画史に残る名作「幸福の黄色いハンカチーフ」。それから33年。プロットはそのままに、ストーリーの脚色や設定を現代にアレンジし、アメリカを舞台にしてリメイクされた。 ◇ 不遇な人生を送ってきた男、ブレ…
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MOVIE「Beautiful Islands」――沈みつつある島々のアイデンティティ

(c)海南友子 観る者の心中に気象変動の'いま'が、静かにわき出てくるドキュメンタリー映画だ。 国連の研究機関の発表では'世界で最初に沈む島'と予測されているツバル。南太平洋に浮かぶこの島の首都フナフチ環礁を、飛行機から望む冒頭シーンの美しさに息をのむ。'アドリア海の宝石'と称され島全体が世界遺産に指定されているベネチ…
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