アーカイブ: レビュー - ページ 115

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Movie「明日(アシタ)の空の向こうに」――夢は失望に終わらせない

©Kid Film 2010 前作「木漏れ日の家で」で、森に囲まれた一軒家に犬と独り暮らしする老婦人アニェラをとおして'老い'と'生'をリアルに描いたドロタ・ケンジェジャフスカ監督は、本作で夢とあこが…
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Movie「いのちがいちばん輝く日 -あるホスピス病棟の40日-」――最期の“とき”まで寄り添うケア

 冒頭シーンの厳粛さに息をのむ。 亡くなった老婦人の遺体の周りを近しい遺族が佇むなか、ホスピス長の細井 順医師の司式で「お別れの会」が執り行われている。細井医師は、静かに告げる。「人生の総決算を迎えら…
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Movie「塀の中のジュリアス・シーザー」――演劇が重罪犯たちの心を動かす感動

演じきった後の受刑者たちの晴れやかな笑顔。エンディングのカーテンコールに思わずスタンディングで拍手したくなる。©2011 Kaos Cinematografica - Stemal Entertain…
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Movie「東ベルリンから来た女」――国の体制では壊せない自己の確立と自由

海岸に立つ十字架の前で周囲の気配を注意深く窺がうバルバラ ©SCHRAMM FILM/ZDF/ARTE2012 列車に揺られる女医のバルバラ(ニーナ・ホス)。東独医学の最高峰と評される東ベルリンのシャ…
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Movie「おだやかな日常」――放射能汚染に焦慮する都市での深層描く

一人娘の清美を守ろうとするサエコ ©odayaka film partners 2011年3月11日に起きた東日本大震災。東北太平洋沿岸部を中心に甚大な地震・大津波被害が引き起こされた。さらに福島原発…
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[特集]読書 言葉の危機に87人の人生で出会った聖書の言葉

 東日本大震災が起きた後、世間には神を否定したり、頼るべきものはなく、政府や東電の説明は信じられない、といった絶望的な空気がみなぎった。 船本弘毅氏(元東京女子大学学長、関西大学名誉教授)は、言葉への…
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Movie「最初の人間」――アルベール・カミュの創作の源泉を描く

アルジェリアで暮らす母親を訪ねたコルムリ。 ©Claudio Iannone 聖書に親しんでいる人にとって'最初の人間'と聞くとアダムを思い浮かべるかもしれない。だが、この作品のタイトルは、アルベール…
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Movie「サンタクロースをつかまえて」――失いたくない「いつもどおり」

©ballooner 2011年3月11日の東日本大震災。仙台市も大きな被害に見舞われ、大勢の人たちが生活の基盤を失い不安の中にあった。そんな状況の中で、仙台市の冬の風物詩、クリスマス光のページェント…
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