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[レビュー2]生きる力を得る「がん哲学」の書 『種を蒔く人になりなさい』 樋野興夫著
著者は高名ながん病理学者である。米国アインシュタイン医科大学などでの研鑽(けんさん)ののち、日本では癌研究会癌研究所、順天堂大学教授などで病理学者として優れた活動成果を上げたがん医学研究者の一人で…
[レビュー1]「カイロスブックス」シリーズ刊行 「時」への応答 キリスト教的世界観で見る諸問題 より生活の現場から
①『打ち捨てられた者の「憲法」』齊藤小百合著 ②『現場報告“子ども食堂”これまで、これから』与野輝・茅野志穂共著 各いのちのことば社、972円税込 四六版 目まぐるしい社会の変化の中で、私たち…
映画「山懐に抱かれて」ーー小規模“山地酪農”に生きる9人家族 24年間のヒストリー
(C)テレビ岩手 酪農と聞けば一面の大草原にのどかに草を食む牛たちがいる風景が思い浮かぶ。山岳地帯の多い日本では、アルプスの少女ハイジのアルペン酪農の風景か。岩手県下閉伊郡田野畑村。42年前、この地の…
映画「ある少年の告白」ーー同性愛を告白した少年のアイデンティティと家族関係回復への実話
ジャレット(左)は、寮のルームメイトのある行動がきっかけで両親に自分がゲイであることを告白する (C)2018 UNERASED FILM, INC. 日本でもLGBT(レズ・ゲイ・バイセクシュアル・…
映画「誰がために憲法はある」--“憲法くん”を演じた女優・渡辺美佐子さん
渡辺 美佐子プロフィール:1932年東京都生まれ。俳優座養成所時代の'53年に今井正監督作品『ひめゆりの塔』で映画デビュー。'58年、『果てしなき欲望』(今村昌平監督)でブルーリボン賞助演女優賞受賞。…
映画「ザ・プレイス 運命の交差点」ーー願いを欲望へと押しやる謎の男
相談者のさまざまな願望を聞き、理不尽な課題を告げて願望の達成を約束する謎の男 (C)2017 Medusa Film SpA . 患っている病や身体の不具が治ってほしい。あの人と仲良しになりたい…など…
[レビュー5]『日めくり 小さな花たち』『日めくり ヒトリコテン ちいさな しあわせ ふわり』
『日めくり 小さな花たち』(おいあいまちこ・写真 、本嶋美代子・詩、いのちのことば社・フォレストブックス、32枚、千512円税込)は小さい花にくっきりフォーカスを当てた写真と、聖書に基づく明解な五行詩…
[レビュー4]『キリスト教哲学序論 超越論的理性批判 』『神についていかに語りうるか プロティノスからウィトゲンシュタインまで』
情報技術やAIの発達とともに、「ポスト・トゥルース」「ポスト・ヒューマニティー」「新しい実在論」といった人間存在が捉え直されるような言論が一般社会にも表れてきた。神学に思想と信仰の 「苦闘」があるとす…
[レビュー3]『教会はイザヤ書をいかに解釈してきたか 七十人訳から現代まで』
旧約聖書イザヤ書は新約につながる預言を多く含む。キリスト教会では古来多くの注釈がほどこされ、預言の解釈法も多様だ。本書はイザヤ書を具体例にした聖書解釈史の入門書。著者は、時代をこえて一貫する解釈の方…
[レビュー2]①『英語で味わう聖書のことば』②『バイリンガル聖書』③『バイリンガル聖書[新約]』
国際化、多様な文化交流が進む中、英語を話せるだけでなく、その中身も重要だ。「英語、海外に興味がある」という人に勧めやすいのが①。単語、文法といった知識を教えるだけではなく、「あなたは誰か」「神はどん…