タグアーカイブ: 神学
【書評】権力志向する「大人間の論争」をこえて 『こどもの神学 神を 「こども」として考える』評・濱和弘
本書は冒頭で「こども」が置かれた虐待という悲惨な現状を私たちに提示し、この悲惨な現実に神はいかに向き合っているのかという神論の議論に向き合わせる。そこに立ち現れる神は、私たちが思い描く全…
【レビュー】『東京都同情塔』『悲劇を越えて』『カルヴァンの救済の神学』『忘れられない仕打ちを赦す』
「バベルの塔の再現…」。今春の芥川賞受賞作品『東京都同情塔』(九段理江著、新潮社、千870円税込、四六判)は、そう始まる。マイノリティー、ジェンダー…訴える側の切実な声が、受け取る側で律…
クリスチャン新聞10月29日号短冊です
□―――――――――――――――――――――――――□ 【お知らせ】★週刊「クリスチャン新聞」がリニューアルしました!!★ ☆新たな装い 今求められる情報を伝道牧会の最前線へ ☆紙面レイアウトを刷新 …
諸学で世界つながる 多様性と普遍性 立教と森美術館が共同トーク
「算数」セクションの作品 杉本博司 Courtesy:ギャラリー小柳(東京) 展示風景:「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」森美術館(東京)2023年 撮影:古川裕也 画像提…
【レビュー】『私たちの信仰告白 使徒信条』『日常の神学』『21世紀のキリスト教入門』『イースター小品集』
□―――――――――――――――――――― 『私たちの信仰告白 使徒信条』(J・I・パッカー著、稲垣博史訳、いのちのことば社、千430円税込、四六判)は、1990年刊行の同書に、時代に即す改訂を行った…
【レビュー1】痛む世界の背後で、神は何を願って いるのか、問いは続く『大災害の神学』評・佐々木真輝
震災という大きな痛みを通して主が与えてくださった良きものの一つは間違いなく、災害とその痛みを聖書的に捉え、対話を続けていく神学の営みそのものだと私は考えている。本書はそのような営みのひと…
【神学】『DNAに刻まれた神の言語』 ゲノム研究者によるキリスト教信仰の証詞
福音派では長年、進化論は聖書の創造の記述と相容れないという考えが根強かった。しかし近年のゲノム解析によって進化のメカニズムが解明される中、福音主義・聖書信仰に立って遺伝子研究に取り組む研究者も活躍し…
「10年後、変わった?」青年らが集会開催へ 東日本大震災国際神学シンポジウム
震災で教団教派を超えて、「キリストさん」と呼ばれたキリスト者たちが忘れてはならないこととは。 これからの時代、どう歩むべきか。 来たる南海トラフ地震などの災害に教会はどう備えられるか…。 東日本大震災…
12月5日号1面:日本福音主義神学会 「キリスト者の成熟」問う 教会論、社会・倫理、文化・宣教論から
「福音派の中には、神学的な営みとキリスト者の霊的・人格的な成熟とを無関係に考える傾向があるのではないか?」「正しい神学的な営みは、我々を人格的にも成熟させるのではないか?」|そのような問題意識に基づき…
「キリスト教は西洋」を問い直し 宣教会議「アジア2021」 日本参加者の声
「キリスト教は西洋のものか」。全アジア規模で開かれた宣教会議「アジア2021」(10月11~14日開催、10月24日号で一部既出)では、西洋からアジアへという空間的な潮流(2、4日目)、「次世代」とい…