作者アーカイブ: tohyama_s - ページ 5

レビュー

映画「ヒューマン・ボイス」――彼との別離で孤独と絶望への呻きを大胆なアレンジで演出

女は工具店で手斧を買い求める… © El Deseo 原作は、フランスの詩人・小説家で演劇・映画監督など幅広い分野で活躍したジャン・コクトー(1889年7月5日~1963年10月11日没)が、1930…
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レビュー

映画「パラレル・マザーズ」――新生児取り違い端緒に展開する生命への畏敬

ジャニス(奥)はアナ(手前左)にセシリアがアナの子であることを伝えることができたが… © Remotamente Films AIE & El Deseo DASLU 想定外の妊娠に直面しシン…
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レビュー

映画「スーパー30 アーナンド先生の教室」――才能を活かす教育プログラム誕生物語

有名講師として成功したが、亡父が語っていた励ましの言葉が自分と同様に貧しさのため進学できない子どもたちに無償で教育することを決意させる (C) Phantom Films, N&G Ent, …
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ニュース

映画「失われた時の中で」――夫の死が遺した戦争の現実と傷痕にも屈しない希望への道程

在りし日のグレッグ・デイビスさん (C)Joel Sackett 政治の世界では、戦争は終わるのかもしれない。だが、戦争の傷痕は数十年、百年経っても消えることはないし、むしろ後継世代に新たな傷痕、障害…
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インタビュー

インタビュー:イザベル・タウンゼンドさん 亡父原案の映画「長崎の郵便配達」でたどる心の軌跡

イザベル・タウンゼンドさんプロフィール:1961年、フランスでピーター・タウンゼンドの娘として生まれる。80年代を代表する商業写真家のブルース・ウェーバーやピーター・リンドバーグらのもとで世界的なモデ…
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レビュー

映画「長崎の郵便配達」――原作と響き合い原爆の悲惨さを語り継ぐ静謐なハーモニー

本作の原案となった父の著書を手に谷口さんを取材した長崎の足跡をたどるイザベルさん (C)坂本肖美 1945年8月9日午前11時2分。77年前、長崎に原爆が投下されたその日がまた巡って来る。日本原水爆被…
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レビュー

映画「島守の塔」――“鉄の暴風”の沖縄戦末期に住民避難を貫徹した人々

県庁に赴任の挨拶をする島田叡(中央)。荒井警察部長(右)と県知事付きの職員・比嘉凛。 (C)2022 映画「島守の塔」製作委員会 第二次世界大戦時、唯一の地上戦が展開された沖縄。日本はポツダム宣言を受…
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レビュー

映画「PLAN 75」――安楽死促進を法制化、近未来像から問いかける“生きる尊厳”

夫は他界、子どものいない独り暮らしの角谷ミチ。 (C)2022「PLAN75」製作委員会 / Urban Factory / Fusee 2025年には国民の5人に1人が75歳以上になると予測されてい…
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インタビュー

インタビュー:チュ・サンミ監督――映画「ポーランドに行った子どもたち」の“愛と信仰”の軌跡

チュ・サンミ監督プロフィール: 父は著名な演劇俳優の故チュ・ソンウン、兄のチュ・サンロクも俳優という演劇ファミリー。大学4年のとき劇団ムチョンの「ロリータ」(1994年)で演劇デビュー。映画デビューは…
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レビュー

映画「三姉妹」――「お父さん、謝ってよ…ジンソプに! 私たちに!…」

心の奥に隠し続けていた想いを、父親にぶつけるミヨン (C) 2020 Studio Up. All rights reserved. ソウルで暮らす三人の姉妹の物語。海辺の町にある実家には、両親と末の…
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