アーカイブ: レビュー - ページ 41
[レビュー3]『信仰と建築の冒険 ヴォーリズと共鳴者たちの軌跡』『銀幕の中のキリスト教』『神学と神話 ドイツ文化誌の視座から』
「私は、日本の琵琶湖畔に、神の国の福音宣伝のため、命を捨てたいです。私は敢えて信仰の冒険をやります」。各地で文化遺産になっている建築を始め、多様な働きで知られるヴォーリズ。今回新たに整理された資料や…
[レビュー2]隣人奉仕の神学が宗教改革後の課題 『いま、宗教改革を生きる 耳を傾け 共に歩む』
この本は、2016年4月22日から29日までの8日間にわたって東京で開催された「NCC宗教改革500年記念、第七回日独教会協議会」の報告書である。日独教会協議会は10年ごとに開催されて、この年7回目…
映画「エセルとアーネスト ふたりの物語」ーー時流に押し流されないで生きた“二人の世界”
(C)Ethel & Ernest Productions Limited, Melusine Productions ,The British Film Institute and Ffil…
[レビュー1]「自分はダメダメ」と思う若者にこそ 『ななさんぽ 弱さと回復の“現場”で神がいるのか考えた』 みなみななみ著
自分一人ではなかなか行かないだろうな、と思う場所。自分一人だけでは多分考えないだろうな、と思う事柄。でも信頼できる誰かが一緒に来て案内してくれるなら…。この本は、これまであまり関心がなかったり、踏み…
映画「人生をしまう時間(とき)」ーー終の棲家での身じまいに寄り添う人たち
折りたたみイス持参で訪問診療に出掛ける小堀医師。患者の問診というより、気持ちが打溶け合った年寄り談話が死を身近にした心の機(微を察していく (C)NHK 2016年(平成28)秋に厚生労働省医政局地域…
映画「今さら言えない小さな秘密」ーー些細な秘密でも隠し続ければやがて心の重荷になってくる
子どもたちに隠れて懸命に自転車乗りの練習をするがうまくいかないラウル少年 (C)RAOUL TABURIN 2018 - PAN-EUROPEENNE - FRANCE 2 CINEMA - AUVE…
映画「帰れない二人」ーージャ・ジャンクー監督に聞く:変わりゆく中国人の心情をラブストーリーで
姐御肌のチャオチャオは、恋人ビンをかばい修羅場を収める (C)2018 Xstream Pictures (Beijing) - MK Productions - ARTE France Cinema…
映画「聖なる泉の少女」ーー詩情豊かな映像美で語られる自然と霊性への恭敬
聖なる泉の水で飼う魚を世話するナーメ。魚はキリストの象徴としても意味づけられている (C)2017 BAFIS, UAB Tremora ザザ・ハルバシ監督が、故郷のジョージア(グルジア)南西部、トル…
[レビュー4]『別冊「環」25号「日本ネシア論」』長嶋俊介編
日本列島を図示したとき、省略されてしまうような小さな島々。それらから日本の在り方を見直す論集だ。「奄美におけるキリスト教の宣教」(中村敬子)では、キリスト教諸派の宣教と協力の様子を紹介。「潜伏キリシタ…
[レビュー3]『ROCKERS OF THE HOLY LAND』関野和寛著、緒方秀美写真
「一緒に壁をぶっこわそう! イスラエルで写真を撮ろうよ!」 数々のトップアーティストを撮影してきた末、魂の渇きから回心した写真家と、「壁」に挑戦し続けてきたロック牧師がタッグを組んだ。乗り込ん…