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10月07日号紙面:『牧師という生き方』『変わらない主の真実に支えられて』『「主の祈り」を生きる』
長い牧会の経験から次世代への貴重なメッセージがまとめられている。 『牧師という生き方』(野田秀著、いのちのことば社、千404円税込、四六判)は戦前生まれ、牧会歴60年以上の牧師が自身の人生と牧師として…
『北欧から来た宣教師 戦後日本と自由キリスト教会』
日本におけるペンテコステ派宣教史についてまとまった研究は数少ないと著者は指摘する。中でも、北欧由来の宣教史研究は「皆無」であるという実情を知り、様々な資料や証言、国内外での現地調査を実施した結実が本書…
10月07日号紙面:『良心学入門』
過激な排外的発言、不正、歪曲、パワハラ…このようなものをいかに防げるか。規制だけで可能なのか。自由が許されている社会の中で、「良心」に委ねられる場面は多い。 同志社大学は、新島襄が重視…
10月07日号紙面:「霊肉二元論」こえた本来の希望 『驚くべき希望 天国、復活、教会の使命を再考する』
N・T・ライトの代表作の一つでありライト神学の心髄ともいえる本書が、中村佐知氏の秀逸な翻訳と、ライトの下で学ばれた山口希生氏の分かりやすい「解説」ガイドにより日本の読者に届けられたことに感謝したい。 …
2018年10月07日号:世と教会に生きる姿勢を正す遺産 『聞き書き 加藤常昭 説教・伝道・戦後をめぐって』
若手・中堅の6人が熱く問いかけ、加藤常昭師から宝のような言葉を受け取りました。 「説教と神学」「教会と伝道」「戦後の文化と社会」についての45の質問と、実に豊かな応答の言葉です。戦後の教会の歴史を想起…
映画「教誨師」ーー生と死、罪などの問いを死刑囚らと真摯に向き合う会話劇
死刑囚らとの教誨をとおして自らの過去とも向き合いながら、死刑囚たちの心の寄り添おうとする教誨師を滋味豊かに演じた大杉漣。主役を演じた本作が遺作となった。 (C)「教誨師」members いま日本にはお…
インタビュー:映画「運命は踊る」サミュエル・マオズ監督ーーフォックストロットは人間が運命と踊るダンス
サミュエル・マオズ監督:20歳の時にレバノン戦争でレバノンに侵攻したイスラエル国防軍戦車の砲撃手として従軍。戦後はベイトツヴィ演劇学校でカメラマンとして学んだのち、映画やテレビ番組制作の演出を手がけた…
映画「顔たち、ところどころ」--出会いこそ感動の原点。自分の顔が街のアートになり誇らしげな人々
タンクローリーに貼り付けられたアニエスの目。アニエス(右)とJR (C)Agnes Varda-JR-Cine-Tamaris, Social Animals 2016 自宅の外壁いっぱいに自分の顔が…
9月9日号紙面:[レビュー4]『神がいるなら、なぜ悪があるのか』『向こう半分の人々の暮らし』ほか
「神がいるなら、なぜ」。 世界の様々な不条理に現代人は問いかける。『神がいるなら、なぜ悪があるのか 現代の神義論』(クラウス・V・シュトッシュ著、加納和寛訳、関西学院大学出版会、2千808円税込、…
映画「運命は踊る」--息子戦死の誤報から奏でられる人間と運命のソーシャルダンス
息子の戦死の公報と誤報に翻弄されるミハエルとダフナだが… (C)Pola Pandora - Spiro Films - Films - Knm - Arte France Cinema – 2017…