北海道から多様な賛美、声届ける 29日に日本伝道会議プレ集会開催
聖書を「信仰と生活の唯一の規範となる神のことば」と信じる福音的な教会の宣教協力のために、1974年から数年おきに開催されてきた、「日本伝道会議」の第7回(JCE7)が今年、9月19〜22日、岐阜県岐阜市の長良川国際会議場で開催される。
これに先立ち、各地域で創意工夫あふれる「プレ集会」が開かれる。その開催概要と背景の思い、期待を担当者に聞いた。今回は北海道集会について聞く。
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☆四国から次世代の声、全国へ 28日に日本伝道会議とコラボ集会開催
多様な登壇者で開催
北海道では、北海道大会準備委員会が中心となって、多様な登壇者によるオンラインイベントを1月29日午後2時から開催する。
前半では村田光希さん(帯広栄光キリスト教会伝道師)によるゴスペルラップ、グレースコミュニティーメンバーによる、プレイズ&ワーシップスタイルの賛美リードで始める。JCE7で準備を進める「東海宣言」について、同宣言文作成委員会の赤坂泉さん(聖書宣教会校長)が説明。後半では同宣言文について、パネルディスカッションが展開する。パネラーは水草修治さん(苫小牧福音教会牧師)、飯田るつ子さん(幌向小羊教会伝道師)、日吉成人さん(北見神愛キリスト教会牧師)、高橋銀司さん(札幌福音自由教会教会員)、船渡川貴さん(札幌南福音キリスト教会牧師)、斎藤優実さん(hi-b.a.北海道協力スタッフ)だ。
「なるべく教派を横断する多様なメンバーで準備委員を構成した」と準備委員会世話人の大坂太郎さん(日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団山手町教会牧師)は話す。「札幌に圧倒的に教会が多いが、北海道は広大。特に冬に集まるのは難しい。今回はオンライン開催に可能性を見出しました」
ゴスペルラップや、現代的なスタイルの賛美を盛り込み、「準備委員会では、『通りいっぺんの集会にはしたくない』という思いが強く、信徒の方々関心をもって参加できる集会にしようと登壇者を工夫した」と言う。
世代、男女、役職様々なパネラーの視点
集会の中心となるのが、宣言文について、北海道から意見を集約すること。「今回Zoomを使用しての集会となるが、ブレイクアウトルーム機能でグループ分けするスタイルは取らなかった。地方では、オンラインに慣れていない人も多い。教会に集まってZoomで参加することも想定される。今回は多様な背景の6人のパネルディスカッションによって意見を集めることにしました」
パネラーの6人は20代から60代。教職、信徒、青少年宣教団体スタッフ、女性も複数いる。事前にJCE7宣言文を読み、気づきや応答をそれぞれ語ってもらう。事前の準備をへて大坂さんは「神学的な蓄積をもつ先生もいれば若い人もいる。様々な視点の意見が出て面白かった。若い人からもすばらしい視点が示されています」と語る。
「福音の軸、確かに、多様な宣教に期待」
今回のプレ集会とJCE7に向けて、「多様な時代、多様な人々、多様な宣教が見えてくれば」と期待する。
さらに「福音とは何か、ということをしっかり考えたい」とも言う。「福音が何なのかを再考して語り、実践を語っていきたい。軸がしっかりしてこそ、様々な問題を相対化できる。教会は良きわざをして、喜ばれるべきだが、福音には人々が耳を覆いたくなるもの、人々から石を投げられるものをも含む。イエス様の考え方、生き方にフォーカスを当てれば何をすべきで、何をすべきではないかが見えてくるでしょう」と話した。
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