アーカイブ: レビュー - ページ 104
映画「怒れ!憤れ! ステファン・エセルの遺言」――デモはテロではない!民衆の声だ!
マドリッドのプエルタ・デル・ソル広場は2ヵ月にわたって民衆に埋め尽くされた。 ©Prince Production 特定秘密保護法案に反対する霞ケ関でのデモを評して政府与党の石破茂自民党幹事長は、自身…
映画「東京難民」――自分で生きるスキルを培えない大都会の若者像
©2014「東京難民」製作委員会 アルバイトの業種が多い大都会、日本の総人口の10%近くが暮らす東京。「なんとかなりそう」という根拠のない感覚で生きて行けそうな錯覚。そこに蟻地獄のように、嵌(はま)る…
映画「あなたを抱きしめる日まで」――赦すのには苦しみが伴う フィロミナの愛
ロマンス小説が好きなフィロミナおばさんと元政治記者スティーブとの辛口のユーモアは、ストーリーの重さにくすぐりで和ませてくれる。 ©2013 PHILOMENA LEE LIMITED, PATHE P…
映画「僕がジョンと呼ばれるまで」 プロデューサー兼監督 太田 茂さんに聞く
監督プロフィール:1998年仙台放送入社後、報道部記者・制作部ディレクターを経て、2007年より企画制作部プロデューサー。「川島隆太教授のテレビいきいき脳体操」の制作、書籍化、DVD化、携帯ゲーム化、…
レビュー 慟哭と祈りのことばー3・11を前に
東日本大震災から3年目の3月11日が近づく中で、悲しみに向き合ったことばにもう一度触れたい。○『涙とともに見上げるとき 亡き子を偲ぶ哀歌』ニコラス・ウォルターストーフ著/正井進訳(いのちのことば社)評…
映画「ダラス・バイヤーズクラブ」――自堕落で負けず嫌いな男が生きる意味を見つけた人生
©2013 Dallas Buyers Club, LLC. All Right 酒、ドラッグ、女好きの自堕落なロディオ・カーボーイ暮らしの男が、HIVで余命3か月と診断されてから'死にたくない。生き…
映画「ワンダー・フル!!」――ノンナラティブ・アニメから生まれるいのちの鼓動
最新作「WONDER」は、ベルリン国際映画祭短編映画コンペッション部門にノミネートされた。 ©2014 CALF 物語のないアニメ。フライヤーの'噂のノ・ナラティブ・アニメーションムービー!'。短編ア…
映画「家族の灯り」――失踪した息子を待ちつづける家族の心模様
クラウディア・カルディナーレとジャンヌ・モローとという2人の大女優が共演している。©2012 – O SOM E A FURIA / MACT PRODUCTIONS 父親と息子が生きる意味や人生の価…
映画「エヴァの告白」――幸せ求めて生きる移民の姉妹に襲う人生の荒波
ニューヨークの移民局でエヴァの心ひかれた売春酒場の経営者ブルーノ。 ©2013 Wild Bunch and Worldview Entertainment Holdings LLC 世界一美しい顔と…
映画「神さまがくれた娘」――引き離された愛娘を捜し歩く知能レベル6歳児の父親物語
知恵遅れの父親クリシュナは、妻の忘れ形見6歳の娘ニラーを愛おしむが… ©AP International All Rights Reserved. 映画の醍醐味の一つには、笑いあり・涙あり・歌あり、そ…