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[レビュー1]賛美歌学、宣教学からワーシップまで 『音楽と宣教と教会―第54回神学セミナー』評・井上義
福音派の人々にとってのこの本の意義を総論的に言うなら、「賛美歌21」「Hymn Explosion」「日本賛美歌学会」と言った語彙(い)と結びついた伝統的な賛美歌学の見地から、いわゆるワーシップあるい…
映画「ファイター、北からの挑戦者」ーー脱北者女性がボクサーに転身、偏見や差別と闘い再出発
兵士の格闘技だったジナをプロボクサーのファイターへ育てていく館長(左)とテス © 2020 Haegrimm Pictures All Rights Reserved 今年の10月23日、北朝鮮の人権…
映画「桜桃の味」ーーキアロスタミ監督特集で吟味された傑作たちが醸す人生賛歌
(C)1997 Abbas Kiarostami 日本の撮影クルーと出演者で日本を舞台に撮った「ライク・サムワン・イン・ラブ」が長編作品の遺作になっり、日本の映画ファンからの支持も高かったイランの映画…
『ゴシック芸術に学ぶ現代の生きかた』近藤存志 『バッハ、神と人のはざまで』鈴木雅明 『テアトロン 社会と演劇をつなぐもの』高山明
自己主張や分断で混迷する現代において、無名の職人に創られた中世ゴシック芸術が教訓となりそうだ。『ゴシック芸術に学ぶ現代の生きかた N・ペヴスナーとA・W・Nピュージンの共通視点に立って』(近藤存志著、…
聖書全体を解説する10通りの切り口 『聖書が解る10の扉 流れをとらえ、 自分で読み通すために』評・関野祐二
「十弦の琴に合わせて ほめ歌を歌え」(詩33・2b)。このみことばを彷彿(ほうふつ)とさせる書である。十本の弦よろしく、十の扉(鍵語)で聖書全巻の物語に各々分け入り、解説をして、十弦の音色により主への…
パンデミックの「問い」に向き合えたか 『100年前のパンデミック 日本のキリスト教はスペイン風邪とどう向き合ったか 』評・若井和生
現在のコロナ・パンデミックと私たち信仰者はどう向き合ったらよいのだろうか。その何らかのヒントを100年前のパンデミックから得たい。 そんな思いが、この本には込められています。 今からおよそ100年前の…
映画「コレクティブ 国家の嘘」ーールーマニア医療界と政治の腐敗を追った衝撃の観察映画
記者会 見で質問するカタリン・トロンタン編集長 ©Alexander Nanau Production, HBO Europe, Samsa Film 2019 2015年、ルーマニアに首都ブカレス…
クリスチャン新聞短冊10月3日号
#コロナ禍 #日本伝道会議 #jce7 #東日本大震災から10年 #仙台 #陸前高田 #オンライン礼拝 #香港 □―――――――――――――――――――――――――□ ★「クリスチャン新聞WEB…
映画「MINAMATA ミナマタ」ーー水俣病患者たちの内心に覚醒されたフォトジャーナリスト魂
ユージン・スミスを演じるジョニー・デップ。 (C) 2020 MINAMATA FILM, LLC (C) Larry Horricks 水俣病が公式に確認されたのは1956年。コロナ禍の影響もあって…
映画「偽りの隣人 ある諜報員の告白」ーー軍事政権から民主化への悲哀を笑い飛ばすような演出
民主派の有力な大統領候補イ・ウィシクの立候補を阻む使命を受けた盗聴チーム長のユ・デグォン (C)2020 LittleBig Pictures All Rights Reserved. 1980年、韓…