アーカイブ: レビュー - ページ 21
映画「偽りの隣人 ある諜報員の告白」ーー軍事政権から民主化への悲哀を笑い飛ばすような演出
民主派の有力な大統領候補イ・ウィシクの立候補を阻む使命を受けた盗聴チーム長のユ・デグォン (C)2020 LittleBig Pictures All Rights Reserved. 1980年、韓…
書評『シャローム・ジャスティス』暴力・非暴力の枠組みを超えて
神学 暴力・非暴力の枠組みを超え 聖書神学から捉える「シャローム」 2021年08月22日号 06面 邦訳出版された新刊『シャローム・ジャスティス』は、メノナイトの非暴力・無抵抗主義とい…
[レビュー]『聖書に聴く「人生の苦難と希望」』『ロヨラの聖イグナチオ自叙伝』『私は、やります!-喜びに満ちた教会のメンバーとなるために』『LAOS 神の民 「神の民」としての教会』
『聖書に聴く「人生の苦難と希望」』(船本弘毅著、教文館、千980円税込、四六判)は2018年に逝去した著者の講演集。前半は旧約の預言書を中心に、後半は新約の福音書、ローマ書などを扱う。各書巻の構成、聖…
[レビュー]「わからない」から広がる世界『信じても苦しい人へ』評・永井信義
牧師として特にこの数年関わった方々から受ける印象ではあるのですが、たぶん現代社会に生きるキリスト者が抱えている悩みの一つは、「神を実感することができない、だから自分には信仰がないのではないか」というも…
[レビュー]今ここで生きる聖書全体像の理解『聖書六十六巻を貫く一つの物語』評・高橋秀典
「イエス様を信じて天国に行こう!」という福音が多くの人の心をとらえた時代がありました。ただ、現代の多くの人は、死後の世界よりも、今ここで、何のために働くのか、心の底にある渇きがどのように満たされるのか…
映画「アイダよ、何処へ?」ーー大戦後欧州最悪「スレブレニツァの虐殺」発生の“そのとき”
国連軍基地の目の前でセルビア勢力による一方的なボシュック人移送から夫と息子たちの救出を考えるアイダ (C) 2020 Deblokada / coop99 filmproduktion / Digit…
インタビュー:ワン・ルイ監督ーー映画「大地と白い雲」にみる近代化とモンゴル遊牧民
第32回東京国際映画祭(2019年)で公式会見に臨むワン・ルイ監督. 今年7月18日に大雨でダムが決壊しフルンボイル市などが洪水に遭ったニュースで記憶に新しい地名でもある中国・内モンゴル自治区のフルン…
インタビュー:松村克弥監督 映画「祈り 幻に長崎を想う刻」ーー「長崎を最後の被爆地に」
松村克弥監督プロフィール:1963年生まれ。毎日映画社で数多くのドキュメンタリー作品の構成・演出に携わり、88年に「今なお苦悩は続く~土呂久公害70年~」で毎日映画コンクールの短編映画部門でグランプリ…
映画「祈り 幻に長崎を想う刻(とき)」ーー原爆直下の浦上天主堂のマリア像と信徒らの祈念
原爆で焼け落ちた浦上天主堂の聖母マリア像に祈る鹿(右)と忍(中央)たち (C) 2021 K ムーブ/サクラプロジェクト 1945年(昭和20年)8月9日(木曜日)午前11時02分。広島に次いで人口2…
映画「大地と白い雲」ーー夢がすれ違っていても愛しみ合う夫婦から見える遊牧民のジレンマ
草原の暮らしに満足するサロールと都会に憧れるチョクト夫妻だが… (C) 2019 Authrule (Shanghai) Digital Media Co.,Ltd, Youth Film Studi…