アーカイブ: 映画 - ページ 66

インタビュー

インタビュー:C・ペツォールト監督(映画「東ベルリンから来た女」)――監視社会でも確立されていく“自己”

  ペツォールト監督プロフィール: 1960年ヒルデン生まれの新鋭監督。脚本も担当した本作は、第62回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞。第85回アカデミー賞外国語映画賞ドイツ代表に…
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レビュー

Movie「ひまわり-沖縄は忘れない、あの日の空を-」――53年前の墜落事故から沖縄基地問題の現実描く

1959年6月30日、炎上した米軍のジェット戦闘機が宮森小学校と民家に墜落し、逃げ惑う教員や生徒たち。 © 映画「ひまわり」製作委員 2012年に沖縄は本土復帰から40周年を迎えた。だが、現在も日本の…
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レビュー

Movie「明日(アシタ)の空の向こうに」――夢は失望に終わらせない

©Kid Film 2010 前作「木漏れ日の家で」で、森に囲まれた一軒家に犬と独り暮らしする老婦人アニェラをとおして'老い'と'生'をリアルに描いたドロタ・ケンジェジャフスカ監督は、本作で夢とあこが…
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レビュー

Movie「いのちがいちばん輝く日 -あるホスピス病棟の40日-」――最期の“とき”まで寄り添うケア

 冒頭シーンの厳粛さに息をのむ。 亡くなった老婦人の遺体の周りを近しい遺族が佇むなか、ホスピス長の細井 順医師の司式で「お別れの会」が執り行われている。細井医師は、静かに告げる。「人生の総決算を迎えら…
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レビュー

Movie「塀の中のジュリアス・シーザー」――演劇が重罪犯たちの心を動かす感動

演じきった後の受刑者たちの晴れやかな笑顔。エンディングのカーテンコールに思わずスタンディングで拍手したくなる。©2011 Kaos Cinematografica - Stemal Entertain…
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レビュー

Movie「東ベルリンから来た女」――国の体制では壊せない自己の確立と自由

海岸に立つ十字架の前で周囲の気配を注意深く窺がうバルバラ ©SCHRAMM FILM/ZDF/ARTE2012 列車に揺られる女医のバルバラ(ニーナ・ホス)。東独医学の最高峰と評される東ベルリンのシャ…
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レビュー

Movie「おだやかな日常」――放射能汚染に焦慮する都市での深層描く

一人娘の清美を守ろうとするサエコ ©odayaka film partners 2011年3月11日に起きた東日本大震災。東北太平洋沿岸部を中心に甚大な地震・大津波被害が引き起こされた。さらに福島原発…
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