タグアーカイブ: 碓井 真史
《連載》世の目人の目聖書の目―世相を読む⑪ カルト脱会者のフォローに重荷を
碓井 真史 新潟青陵大学大学院教授/心理学者 「大学生になったら、キリスト教かマルクスを勉強したい」。そんな思いをもったまじめな学生に最初に声をかけたのは、統一協会の学生団体「原理研」(CARP)だっ…
【連載】世の目人の目聖書の目⑩—世相を読む 宗教教育と宗教虐待の狭間で
碓井 真史 新潟青陵大学大学院教授/心理学者 彼女は生まれながらの宗教二世だった。彼女は信者である母親に捨てられないために、必死に母についていく。大人向けの集会にも、がまんして良い子になり参加。ハルマ…
【連載】世の目人の目聖書の目ー世相を読む⑧宗教批判の渦の中で
宗教批判の渦の中で 碓井 真史 新潟青陵大学大学院教授/心理学者 宗教が揺れている。日本のマスコミで、「宗教」の話題がこれほど大きく取り上げられ続けたこともないだろう。統一協会は、宗教法人解散の話題ま…
【連載】世の目人の目聖書の目ー世相を読む⑦ 「ありえない」は起こりうる
「ありえない」は起こりうる 碓井 真史 新潟青陵大学大学院教授/心理学者 「ありえない」。そう思うようなことが、それでも起きてしまうことがある。たとえば、保育園の送迎バスに子どもが取り残され、亡くなっ…
【連載】世の目人の目聖書の目ー世相を読む⑥ 「宗教2世」の悲劇は日常的に
「宗教2世」の悲劇は日常的に 碓井 真史 新潟青陵大学大学院教授/心理学者 一つの不幸は次の不幸を生む。一人の主婦が破壊的カルト団体に入信し、すべての財産を失い、借金をし、自己破産する。「宗教2世」で…
【連載】世の目人の目聖書の目ー世相を読む⑤ 誠実さと心の隙間を狙うカルト
碓井 真史 新潟青陵大学大学院教授/心理学者 世界平和統一家庭連合(旧・統一協会)の問題が、これまでになく大きく注目されている。昼のワイドショーから夜のニュースまで。スポーツ新聞から三大紙まで。連日の…
【連載】世の目人の目聖書の目ー世相を読む④ なぜ若者は投票に行かないか
碓井 真史 新潟青陵大学大学院教授/心理学者 若者が投票しない。なぜだろう。投票する理由がないからだ。ここで若者を批判するつもりはない。まったくない。若者たちよ、批判されることを恐れるな。「近ごろの若…
【連載】世の目人の目聖書の目ー世相を読む③ 「死にたい」気持ちに共感し、本当の愛で包む
「あなたが死んだら私は悲しい」 碓井 真史 新潟青陵大学大学院教授/心理学者 「毎晩、死にたい気持ちでいっぱいになります」 「それはつらいですね。今、街に来ているサーカスでも見に行ったらどうですか。あ…
【連載】世の目人の目聖書の目-世相を読む② “共感疲労”から心を守る 碓井 真史
情報と上手に付き合い、平和を祈る力に 碓井 真史(新潟青陵大学大学院教授/心理学者) 新聞の一面トップは、今日も戦争の話題だ。堅い報道番組から軟らかいワイドショーまで、朝も昼も夜も、おびただしい量の…
リニューアル新連載第一弾 世の目 人の目 聖書の目-世相を読む 碓井 真史
【キリスト者は、世の中で生起する一つひとつの事柄に対して「塩」となることが求められている。必要なのは、まずは見つめることであり、それも独善に陥ることを回避する複眼的視点であろう。クリスチャン新聞リニュ…