アーカイブ: レビュー - ページ 14
【書評】「神学をする」ことは聖化につながる 『自分を知り、神を知る 聖書理解を助ける6つの鍵』 評・羽鳥頼和
自由ケ丘キリスト教会の教会学校では、日曜のクラスで、「成長」を用い、平日の子ども祈祷会では、鞭木由行著『はじめての信仰問答 キリスト教がよくわかる』(いのちのことば社)を用いています。聖書の物語と信仰…
【書評】”うめき”と”可能性”共に歩みたい「この道」 『フクシマから福島への道』評・若井和生
東日本大震災での原発事故を経て、福島が「フクシマ」とカタカナ表記されたことに、戸惑いと悲しみを覚えた多くの方々がおられたと思います。『フクシマから福島への道』というタイトルに込められているのは、「かつ…
映画「三姉妹」――「お父さん、謝ってよ…ジンソプに! 私たちに!…」
心の奥に隠し続けていた想いを、父親にぶつけるミヨン (C) 2020 Studio Up. All rights reserved. ソウルで暮らす三人の姉妹の物語。海辺の町にある実家には、両親と末の…
【神学】ビリー・グラハムの政治性 「罪」の神学で国家とどう関わったか
【神学】福音伝道者ビリー・グラハムの政治性研究 評者 村田充八 2022年05月22日号 06面 『ビリー・グラハムと「神の下の国家」アメリカ』 相川裕亮著 新教出版社 2,750円税込 四六判・30…
映画「ポーランドへ行った子どもたち」――朝鮮戦争孤児たち1500人を愛した村民たちの記録
北朝鮮から東欧ポーランドへ移送された朝鮮戦争孤児の歩みを追ったチュ・サンミ監督(右)と脱北者大学生のイ・ソン。 ©2016. The Children Gone To Poland. 第2次世界大戦後…
三浦綾子『信仰エッセイ選 平凡な日常を切り捨てずに深く大切に生きること』セイクウ『アーバンソウルズ黒人青年、宗教、ヒップホップ・カルチャー』
生誕100年を迎えた三浦綾子。『信仰エッセイ選 平凡な日常を切り捨てずに深く大切に生きること』(いのちのことば社・フォレストブックス、四六変型判、千650円税込)は著者の信仰と生き方を凝縮して伝える。…
『ROMA IGNATIANAローマにイグナチオの足跡を訪ねて』『いつかは訪れたい 美しき世界の教会』 『ヨーロッパ文化と日本文化 人間の自己理解から学ぶ』
日本に初めて宣教師を送ったイエズス会が公認されたローマ。その関連史跡を『ROMA IGNATIANAローマにイグナチオの足跡を訪ねて』(イエズス会総本部出版情報局編、佐久間勤訳、ドン・ボスコ、770円…
映画「ツユクサ」――前向きな気持ちで見上げたら奇跡に出会っていた日々に気づかされる
宇宙から飛来する隕石に衝突す確立は1憶分の1と言われる。その隕石の一部が運転する車に衝突したら、それは奇跡的な出来事。そんなファンタジーな語り出しから、日々日常の出来事にも思いがけない結果へ導く隕石の…
驚くほど聖書に忠実な〈魂の言葉〉明らかに 『アシジの聖フランシスコ・ 聖クララ著作集』 評・吉川直美
アシジのフランシスコほど、時代や宗教を超えて慕われている聖人がいるだろうか。中世に生きた人でありながら、ジェンダー、環境保護、他宗教との対話、福音を生きるといった現代にも響くテーマについて、ラディカル…
映画「オードリー・ヘプバーン」――彼女のフィロソフィーを育んだ女優への道程と人間愛
(C)PictureLux / The Hollywood Archive / Alamy Stock Photo 1950~60年代ハリウッド黄金期を代表する女優で“スクリーンの妖精”、ファッション…