アーカイブ: レビュー - ページ 19

レビュー

パンデミックの「問い」に向き合えたか 『100年前のパンデミック 日本のキリスト教はスペイン風邪とどう向き合ったか 』評・若井和生

現在のコロナ・パンデミックと私たち信仰者はどう向き合ったらよいのだろうか。その何らかのヒントを100年前のパンデミックから得たい。 そんな思いが、この本には込められています。 今からおよそ100年前の…
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映画「コレクティブ 国家の嘘」ーールーマニア医療界と政治の腐敗を追った衝撃の観察映画

記者会 見で質問するカタリン・トロンタン編集長  ©Alexander Nanau Production, HBO Europe, Samsa Film 2019 2015年、ルーマニアに首都ブカレス…
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映画「MINAMATA ミナマタ」ーー水俣病患者たちの内心に覚醒されたフォトジャーナリスト魂

ユージン・スミスを演じるジョニー・デップ。 (C) 2020 MINAMATA FILM, LLC (C) Larry Horricks 水俣病が公式に確認されたのは1956年。コロナ禍の影響もあって…
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映画「偽りの隣人 ある諜報員の告白」ーー軍事政権から民主化への悲哀を笑い飛ばすような演出

民主派の有力な大統領候補イ・ウィシクの立候補を阻む使命を受けた盗聴チーム長のユ・デグォン (C)2020 LittleBig Pictures All Rights Reserved. 1980年、韓…
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ニュース

書評『シャローム・ジャスティス』暴力・非暴力の枠組みを超えて

神学 暴力・非暴力の枠組みを超え 聖書神学から捉える「シャローム」 2021年08月22日号 06面   邦訳出版された新刊『シャローム・ジャスティス』は、メノナイトの非暴力・無抵抗主義とい…
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[レビュー]『聖書に聴く「人生の苦難と希望」』『ロヨラの聖イグナチオ自叙伝』『私は、やります!-喜びに満ちた教会のメンバーとなるために』『LAOS 神の民 「神の民」としての教会』

『聖書に聴く「人生の苦難と希望」』(船本弘毅著、教文館、千980円税込、四六判)は2018年に逝去した著者の講演集。前半は旧約の預言書を中心に、後半は新約の福音書、ローマ書などを扱う。各書巻の構成、聖…
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[レビュー]「わからない」から広がる世界『信じても苦しい人へ』評・永井信義

牧師として特にこの数年関わった方々から受ける印象ではあるのですが、たぶん現代社会に生きるキリスト者が抱えている悩みの一つは、「神を実感することができない、だから自分には信仰がないのではないか」というも…
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[レビュー]今ここで生きる聖書全体像の理解『聖書六十六巻を貫く一つの物語』評・高橋秀典 

「イエス様を信じて天国に行こう!」という福音が多くの人の心をとらえた時代がありました。ただ、現代の多くの人は、死後の世界よりも、今ここで、何のために働くのか、心の底にある渇きがどのように満たされるのか…
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映画「アイダよ、何処へ?」ーー大戦後欧州最悪「スレブレニツァの虐殺」発生の“そのとき”

国連軍基地の目の前でセルビア勢力による一方的なボシュック人移送から夫と息子たちの救出を考えるアイダ (C) 2020 Deblokada / coop99 filmproduktion / Digit…
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