アーカイブ: レビュー - ページ 65
映画「天使の入江」--“賭け”という宗教に生きる男女
(C)cine tamaris 1994 聖書のことばに「急に得た財産は減るが、働いて集める者は、それを増す。」(箴言13章11節)とあるが、経験して十分に分かっていてもやめられないことの一つが賭け事…
映画「ワン・デイ 悲しみが消えるまで」――妻を亡くした男と遊離魂の女との不思議な絆
(C)2017 INVENT STONE ALL RIGHTS RESERVED この地上での絆が突然の事故で断ち切られる悲しみ。“なぜ”と問いかけても応答のない悩ましさをどこへも持って行き場のない哀…
映画「台湾萬歳」--日本統治時代から“変わらない台湾”ライフ
日本統治時代に伝えられたカジキ突きん棒漁で今も暮らしを立てているオヤウさん夫妻 (C)「台湾萬歳」マクザム/太秦 かつて台湾が“日本”だった時代がある。日清戦争後に締結された下関条約で清から日本に割譲…
インタビュー:長谷井宏紀監督--イタリア映画「ブランカとギター弾き」
長谷井 宏紀(はせい・こうき)岡山県出身。映画監督・写真家。セルゲイ・ボドロフ監督『モンゴル』(ドイツ・カザフスタン・ロシア・モンゴル合作・米アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品)では映画スチール写…
映画「君はひとりじゃない」--カタチのない心の拠り所を求めて…
(C)Jacek Drygala オープニングのシークエンスは、驚きと戸惑いのクエスチョンを観る者に投げつけている。人間の身体と心は、己の生存をどのように認識してるのだろうか。愛する者を亡くした父娘と…
7月9日号紙面:対談 塩谷vs波多/映画「アメイジング・ジャーニー 〜神の小屋より〜」
2017年07月09日号 4・5面 2007年に出版されて以来、39か国で翻訳出版され、1800万部を売り上げた話題の小説『神の小屋』が、映画化された「アメイジング・ジャーニー〜神の小屋より〜」。主要…
映画「十年」――香港映画5監督が描いた2025年の不穏な”未来現実”
第一話「エキストラ」より (C)Photographed by Andy Wong, provided by Ten Years Studio Limited 香港が英国から中国に返還されて(1997…
映画「しあわせな人生の選択」――主人公の諦観の境地に日常の愛おしさを味わう
フリアン(右)を気遣い、カナダから訪ねてきたトマス (C)IMPOSIBLE FILMS, /TRUMANFILM CINE 2015 主人公のフリアン(リカルド・ダリン)は末期がんを宣告され自分の最…
映画「クロス」――人はみな自分の欲に引かれ、誘惑される
ペット犬の里子をきっかけに知り合う真理子と平山孝史 (C)2017「クロス」製作委員会 「愛・嫉妬・快楽・罪 欲望の十字架から逃れられない」とのキャッチコピーが、“クロス”というタイトルとともに気にか…
[レビュー]政治、宗教改革と現代、「焚き火」
6月25日号レビュー面では、政治、宗教改革と現代、「焚き火」についての書籍を紹介します。 ○政治的な達成超える「方向性」 評・朝岡勝=日本同盟基督教団徳丸町キリスト教会牧師 『聖書と政治 社会で福音を…