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[レビュー2]「金銀はない」覚悟・献身・自然体 『あなたを諦めない 自殺救済の現場から』
1979年、白浜バプテスト基督教会の江見太郎牧師は、自殺者の絶えない三段壁に「いのちの電話」の看板を設け、以後20年間の保護件数は672件を数えました。この教会で江見牧師の活動を見ながら育った少年は、…
[レビュー1]読み終えたとき、兄弟姉妹への喜びが心に 『教会に生きる喜び 牧師と信徒のための 教会論入門』
本書は「教会とは何か」という問いを中心に展開され、ともすれば現実と聖書という二元論に引っ張られそうになる者に立ち位置を据え、著者の痛みや経験が分かち合われながら物事を徹底して聖書的に捉え、信仰により希…
映画「サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所」ーー教会のLGBT支援プログラムがモチーフのヒューマンドラマ
自分の性的思考、性自認に悩み、”自分らしく生きる”とはを探し求めるユリシーズだが… (C)2016 Saturday Church Holding LLC ALL rights reserved. 自…
映画「がんになる前に知っておくこと」--“がん=死の病”から“共存できる病”になった
ナビゲーターの女優・鳴神綾香の実感のこもったインタビューは”がん”についての情況とがんを抱えて生きる人たちの”人生の質”を身近に引き寄せてくれる (C)2018 uehara-shouten “がん”…
夢から始まった児童文学賞作品 ドイツ児童文学賞を受賞した童話作家 岩佐めぐみさん
『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』(偕成社、1,080円税込)というお話を読んだことがあるだろうか。退屈なキリンが一度も会ったことのないペンギンと文通を始め、ペンギンとはどんな姿かと想像をたく…
映画「眠る村」--無罪判決から死刑に逆転した“名張毒ぶどう酒事件”の現場と司法の“ムラ”に嘱目
(C)東海テレビ放送 東海テレビのドキュメンタリー「司法シリーズ」の始まりは、1987年(昭和62)6月放送の「証言~調査報道・名張毒ぶどう酒事件~」という。三重県と奈良県の県境をまたぐ葛尾(くずお)…
映画「バーニング 劇場版」ーー“生きる理由に飢えている”若者たちの渇きと絶望
旧年12月29日夜にNHK総合で放映された特集ドラマ「バーニング」。NHKが、アジアを代表する映画監督たちと、村上春樹の短編小説の映像化に挑戦するドラマシリーズの第一弾で、原作『納屋を焼く』(1987…
2月3日号紙面:「死にたいと思う時ある」藤藪牧師と加瀬澤監督対談 「牧師といのちの崖」トークイベント
2019年02月03日号 02面 写真=藤藪牧師(左)と加瀬澤監督 和歌山県白浜町にある観光名所三段壁で、いのちの電話を運営する藤藪庸一氏(バプ連合・白浜バプテストキリスト教会牧師)の活動を追ったド…
映画「ジュリアン」ーー少年の心の揺れ動きをとおして描かれるDV離婚した両親の親権争い
(C)2016 - KG Productions - France 3 Cinema “子は鎹(かすがい)”といわれ両親のケンカや離婚の危機を繋ぎ止めたのは、昔の話か。離婚が身近な問題になっている現代…
[レビュー5] 『心に光を2』『愛のあるところ、神はそこにおられる』『子どもの賛美歌ものがたり』
『心に光を2』(前川隆一著、一粒社 864円税込 B6判)。 牧会日誌とメッセージからなる。日々出会う人、死別、学び会、また様々な言葉から心を動かされた思いを率直に記している。ハワイの教会を訪ねる旅…