アーカイブ: レビュー - ページ 18

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実践から向き合った「神の民」の問い 『神の国を生きる キリスト教生活共同体の歴史』

『神の国を生きる―キリスト教生活共同体の歴史』は「聖書編」と「実践編」と二部構成からなる。 著者は執筆目的について、「キリスト教会の歴史において、その時代に主流をなす制度的教会が宗教化・世俗化して閉塞…
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映画「君といた108日」ーーなぜ神は祈りに応えてくれない…それでも僕は神を信じている

ジェレミーとメリッサ (C)2021 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved. 2002年にメジャーレーベルでの初アルバム「Stay」が全米…
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映画「梅切らぬバカ」ーー剪定される枝葉にも“いのち”が息づいている

梅が咲く春の庭先で忠男の頭を整髪する珠子 ©2021「梅切らぬバカ」フィルムプロジェクト 「桜伐る馬鹿、梅伐らぬ馬鹿」ということわざがある。桜は幹や枝を伐(き)るとそこから腐りやすくなり、梅は剪定(せ…
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[レビュー3]『カルヴァンの詩編の神学』『主はわたしの羊飼い 詩編1編、8編、23編の講解』『心を燃やす説教を目指して』『永遠の愛 「世の光」「ライフ・ライン」バイブルメッセージ集』『いのちを輝かせるもの 心をいやすメッセージ』

カルヴァンの詩篇注解を、三位一体の神、創造主なる神、摂理の神、語る神…と体系的に再構成して解説する『カルヴァンの詩編の神学』(H・J・ セルダーハウス著、石原知弘訳、教文館、5千60円税込、A5判)は…
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[レビュー2]伝道に燃える教会のための役員の実践例 『実践教会役員 マネジメントとリーダーシップ』評・島田恒

著者は大阪大学工学部出身の工学博士。日立製作所に勤務され製造部長、そして関連会社役員を務められ技術方面の著書も上梓された技術・経営のベテランである。高校生の時に受洗され、転勤に伴って多くの教会に所属、…
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フォトニュース

[レビュー1]賛美歌学、宣教学からワーシップまで 『音楽と宣教と教会―第54回神学セミナー』評・井上義

福音派の人々にとってのこの本の意義を総論的に言うなら、「賛美歌21」「Hymn Explosion」「日本賛美歌学会」と言った語彙(い)と結びついた伝統的な賛美歌学の見地から、いわゆるワーシップあるい…
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映画「ファイター、北からの挑戦者」ーー脱北者女性がボクサーに転身、偏見や差別と闘い再出発

兵士の格闘技だったジナをプロボクサーのファイターへ育てていく館長(左)とテス © 2020 Haegrimm Pictures All Rights Reserved 今年の10月23日、北朝鮮の人権…
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映画「桜桃の味」ーーキアロスタミ監督特集で吟味された傑作たちが醸す人生賛歌

(C)1997 Abbas Kiarostami 日本の撮影クルーと出演者で日本を舞台に撮った「ライク・サムワン・イン・ラブ」が長編作品の遺作になっり、日本の映画ファンからの支持も高かったイランの映画…
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『ゴシック芸術に学ぶ現代の生きかた』近藤存志 『バッハ、神と人のはざまで』鈴木雅明 『テアトロン 社会と演劇をつなぐもの』高山明

自己主張や分断で混迷する現代において、無名の職人に創られた中世ゴシック芸術が教訓となりそうだ。『ゴシック芸術に学ぶ現代の生きかた N・ペヴスナーとA・W・Nピュージンの共通視点に立って』(近藤存志著、…
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聖書全体を解説する10通りの切り口 『聖書が解る10の扉 流れをとらえ、 自分で読み通すために』評・関野祐二

「十弦の琴に合わせて ほめ歌を歌え」(詩33・2b)。このみことばを彷彿(ほうふつ)とさせる書である。十本の弦よろしく、十の扉(鍵語)で聖書全巻の物語に各々分け入り、解説をして、十弦の音色により主への…
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