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レビュー

映画「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」――信念と“ことば”の政治リーダー像

(C)2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved. 英国とナチス・ドイツが戦火の火蓋を切った時期の英国首相ウィンストン・チャーチル(1874年11月30日~1965年1月24日)。彼が独裁者アドルフ・ヒトラーの野望を見抜き、ヒトラーとの平和交渉を主張する多数の保守派を抑えて…
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4月1日号:『受難と復活の説教』『被災後の日常から 歳時記で綴るメッセージ』『ヨブ記に見る 試練の意味』

『わが神、わが神 受難と復活の説教』加藤常昭 編 日本キリスト教団出版局 2千700円税込  四六判    日本の歴代の名説教者たちの、十字架の受難と復活についての説教を選んだ。「日本語の説教」を追究し続けた編者が各説教者の神学的背景、牧会歴、著作紹介をし、説教の特徴、分析をする。各説教者は当時の文化人とも言え、時代的…
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4月1日号紙面:「復活信仰」を深める名著 『新版 キリストの復活』 メリル・C・テニイ著

   もう五十数年も前のことになります。私が神学生だった時、当時来日中のメリル・C・テニイ先生がわが校に立ち寄られ、チャペルでのメッセージと一つの講義を受け持ってくださったのです。今回本書の書評を依頼され、そんなことを思い起こしました。先生は当時60歳前の年齢で、学者として最も円熟した時期ではなかったかと思い…
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映画「馬を放つ」――自らを“神”と過信する人間への哀歌

馬を後編に放つケンタウロス 主人公は、ギリシャ神話上半身は人間の姿で、下半身は馬の胴体と四肢をもつ“ケンタウロス”とあだ名される温和な中年の男性。遊牧民族で騎馬戦に長けた馬の守護神カムバルアタの伝説を幼い息子に話して聞かせるよき父親。時の流れが緩やかなつましい家族の風景だが、牧畜は近代化され、他人を思いやる村が経済力を…
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映画「バケツと僕!」――人の好い知的障害を持つ少年に心ほだされる出会い

(C)映画「バケツと僕!」製作委員会 児童養護施設で働く主人公と軽度の知的障害を持ち盗癖がある少年の友情を描いた北島行徳の小説『バケツ』(2005年、文藝春秋刊)を、シンガーソングライターの紘毅と演歌歌手の徳永ゆうきのダブル主演で映画化。母親から激しいネグレストと虐待を受けて児童養護施設に預けられたと“バケツ”あだ名さ…
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3月4日号紙面:米国の分断傾向の重病性が 見える異文化ラブコメディ 映画「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」

©2017 WHILE YOU WERE COMATOSE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.  大学を出てコメディアンを目指すアジア系アメリカ人青年が、白人女性と恋に陥り家族観・宗教観など2人を取り巻く異文化ゆえの摩擦から起こる様々な障害に遭いながら人間成長していくラブコメディ。  パキスタン移民を…
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3月4日号紙面:『恐れを超えて生きる』『新装版 あなたにもできるあかし』『時のしるし バイブルソムリエ時評(一)』

『恐れを超えて生きる』 ハロルド・サムエル クシュナー著 松宮克昌訳春秋社 四六判    テロ、災害、時代の変化、拒絶、老い、死…を聖書の「恐れるな」のメッセージから考える。著者はユダヤ教におけるヤンシーと言えるかもしれない。神学、哲学、文学、心理学、社会学への見識をもとに、現代に起きる具体的な出来事から問い、考察する…
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3月4日号紙面:『聖書から見るお金と教会、社会』

著者は元証券マンで牧師。市場経済の利点と限界に詳しい。聖書釈義を土台に、経済原理からグローバル経済の在り方、国際情勢まで具体的に分析。献金、牧師給、教会経営、会堂建設などへの考え方も整理する。金銭の誘惑を警告しつつ、金銭にルーズな在り方には注意する。経済の管理、財の用い方、信仰に基づく経済生活の在り方をを提案。地上の政…
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3月4日号紙面:『聖書に登場する12人の非凡な女性たち』

聖書に登場する数々の女性の中から「贖いの物語」において特に重要な12人を選んだ。「聖書は女性の地位を高めてきた」と強調する。一方で、聖書が描く女性の役割に注目し、フェミニズムの流れには注意を払う。それぞれの人物は弱さや欠けがありながら神の働きかけで励まされ、成長する。一人ひとり歩みについて、聖書に沿いながらページを割い…
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映画「かぞくへ」--血がつながっていなくとも家族の絆は紡ぎあえる

旭(右)と洋人は久しぶりに再会した (C)「かぞくへ」製作委員会 この作品を観て、たとい血がつながっていなくとも家族の絆は紡げると心から想う。児童養護施設で育ち両親を知らない男性と、その男性との結婚を決意しているが母親の期待には応えられないため心の葛藤を強いられている彼女。互いに自分で乗り越えようとする揺らぎの中に、児…
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