能登に思いを寄せて歌うアーティストたち

震災、豪雨などで、支援活動を続けてきたクリスチャンのアーティストらが、能登半島地震においても立ち上がった。

「Stand Together for 能登半島地震支援チャリティーコンサート」が1月26日、東京・新宿区のウェスレアン・淀橋教会で開かれた。

神山みさ、サルーキ=、横山大輔&和子、KUZUHA、坂上悦子、MARISA、Meg & KGCM Family、三宮すみれ、牧野竜之介、田中翼らが出演。それぞれ被災地の痛みへの思い、無力感も分かち合いながら、希望を歌った。時期が来れば音楽による現地支援もしたいと言う。粟野めぐみは毎月石川県のKGCMのクワイアを指導してきた経験があり、メンバー、元メンバーの近況に触れ、関東のクワイアでゴスペルをうたい上げた。

能登ヘルプ(能登地震キリスト災害支援会)代表の岡田仰牧師(単立・金沢独立教会)からのビデオメッセージが紹介された。祈祷課題として、①被災地の復興のため、②能登ヘルプが有効に働くための知恵、③教会が被災した人々の良きサマリア人となれるように、が挙げられた。

 

説教を担当した梶山直樹牧師(ニュータウンカルバリーフェローシップ)は、石川県出身、故郷の親戚や知人らが被災し、すでに2回現地を訪問した。その様子を報告した。七尾市には、自身の叔母や宣教師が開拓した七尾聖書教会があるなど、「先祖代々のルーツ、霊的なルーツが能登半島にある」と述べた。

祈りの課題として①超自然の神の現れが危機の中にあるように、②クリスチャンが教団教派を越えて一致できるように。「食べ物や生活の物資はもちろん大事だが、それだけで満たされない上からの祝福をもたらしたい。神の臨在が現われるためには一致が必要。神の国に優劣はない。現地の教会も、現地にかかわりがある人も、それを支える人もともにへりくだって仕えたい」

ローマ8章19節を引用し、「クリスチャンもそうでない人も、すべての人のルーツは、父なる神様。自然界も被造物もうめいている。聖霊もまたうめいてとりなしている。このようないのちの脅かされる時こそ、自分は何のために生き、どこに向かっているか、という根本的な問いが起こる。天のお父さんからの超自然の贈り物を受けて、肉体も霊も満たされるように支援にまい進していきたい」と勧めた。

 

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