大阪で創刊50周年記念礼拝・聖書セミナー 関西発の躍動的宣教伝え

2017年創刊50周年記念関連記事を再掲します。

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クリスチャン新聞創刊50周年記念礼拝の大阪集会が10月23日、大阪市の大阪クリスチャンセンター(OCC)で開かれた。

 松沢力男氏(ホーリネス・大阪栄光キリスト教会牧師)の祈祷に続き、説教は大嶋博道氏(日本フリーメソジスト神戸ひよどり台教会牧師)。Ⅱ列王記13章14〜19節から「主の勝利の矢を打ち続けよ」と題して話した。「矢を射続けよ」という預言者エリシャの助言から、目標への徹底、勝利の矢への絶対的な信頼、忍耐強く射続ける継続性、情熱について勧めた。「21世紀のキリスト教会の姿勢にも当てはまるのではないか」と使命の確認を促した。

 9月に東京で開催された記念シンポジウムの記事(10月22日号)から、登壇者の朝岡勝氏の提案した、①圧倒的な情報量、②聖書的な良質の記事、③継続した定点観測、④スタンスの鮮明化を紹介し、「じっくり腰を据えて、神の語り掛けを聞き取って、恐れずに語り続けよ」と励ました。

 祝辞を子安敏夫氏(単立一麦の群活けるキリスト神戸一麦教会牧師)が述べ、いのちのことば社からは、多胡元喜氏(いのちのことば社名誉会長)、岩本信一氏(同社長)が挨拶した。多胡氏は関西の中心的な教会指導者から、クリスチャン新聞について「東京からの発信ばかりになっていないか。記者を大阪に派遣してみてはどうか」と勧められ、関西にクリスチャン新聞の支局が生まれたと、その経緯をを話した。「朝祷会、CBMC、レディースランチョンなどダイナミックな関西の働きが紹介され、紙面が宣教の躍動で満ちるようになった。また関西に派遣した記者が、皆さまに育てられ、成長した」と感謝した。

 礼拝後のレセプションでは、中野雄一郎氏(マウント・オリーブ・ミニストリーズ代表)、勝間としを氏(漫画家)、米田昭三郎氏(OCC理事長)、渡辺睦夫氏(同盟福音・岩倉キリスト教会)から挨拶や祈祷があった。

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 同日にはクリスチャン新聞創刊50周年特別企画『聖書 新改訳2017』出版記念セミナーも開かれた。翻訳編集委員会新約主任の内田和彦氏が新改訳聖書誕生の背景と特徴、全面改訂の必要性について、訳語・訳文、表記、表現などの実例とともに話した。

 大学生や神学生などからも訳語の見直しによる現代日本人への伝道、聖書理解の深化に期待する声や熱心な質問が寄せられた。聖書翻訳の過程のデータベースの公開については、「膨大な量の議論をそのままの形で出しても分かりにくく実際的ではない。変更が加えられた理由などについては、モノグラフや注解付聖書の出版を計画しているので、まずそれを見ていただきたい。データは次の翻訳委員会にも継承されるし、何らかの形で役立てていただけると思う」と答えた。【高橋良知

2017年11月05日号で掲載

50周年記念関連記事リストはこちら→ クリスチャン新聞50周年記念号記事を再掲載

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クリスチャン新聞は、1967年5月にそれまで月刊で発行されていた『福音ジャーナル』を母体に創刊し、日曜礼拝を中心とするクリスチャンの生活サイクルに合わせ、同年11月からは週刊で発行してきました。

50周年を迎えた2017年には、4回の特集、2回の記念集会を実施しました。改めてこの50余年の報道の歴史を通して、戦後の諸教会の宣教の一端をご覧いただければ幸いです。

※毎週火曜、土曜に本オンラインで掲載します

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